初めて船のジギングに行くことになったけど、竿とリール以外に何を持っていけばいいのか、迷いますよね。
釣具はもちろんですが、ライフジャケットやクーラー、雨具なども必要です。竿とリールをレンタルする場合も、ジグや小物まで全部そろっているとは限りません。
まずは乗る船の案内で借りられる物と持参する物を確認して、足りない物を用意しましょう。今回は、初めて近海の船ジギングへ行く人に向けて、持ち物と忘れたくない物を紹介します。
ジギングの持ち物チェックリスト
出発前に確認したいのは、次の持ち物です。レンタルや船の設備で用意できる物は、その分を除いて確認してください。
・釣具:竿・リール・ライン、指定された重さのジグ、フック・リング、予備のジグと交換用小物、予備リーダー
・工具:スプリットリングを開けられるプライヤー、PEラインを切れるハサミ
・安全・服装:その船で使えるライフジャケット、雨具、濡れてもよい服、滑りにくい履物、帽子、季節に応じた防寒着や日焼け対策
・持ち帰り用:狙う魚が入るクーラーボックス、氷
・身の回り品:飲み物、食事、タオル、ゴミ袋、乗船料、スマホ、必要な人は酔い止め
フィッシュグリップや着替えなど、あると便利な物は後で足していけば大丈夫です。まずは釣りをするための道具と、船上で困らないための持ち物をそろえておきましょう。
ライフジャケットと酔い止めは、出発前に確認
ライフジャケットを忘れて、1万円以上の追加出費
昔、一緒に釣りへ行った人がライフジャケットを忘れ、港から一番近い釣具屋で買ったことがありました。その時は1万円を超える追加出費です。釣りを始める前から、なかなか痛い出費でした(笑)
船で借りられる場合もありますが、貸出の有無や種類は事前に確認してください。私の経験では、貸出用はオレンジ色のかさばる救命胴衣が多く、ジギングをする時は少し動きにくく感じます。
私は動きやすさでは、腰に巻く手動膨張式が使いやすいと感じています。ただし、手動式は自分で作動用のひもを引く必要があります。初めて使う物は、着けるだけでなく作動方法まで確認しておきましょう。
また、水を感知して作動する自動膨張式のライフジャケットもあります。落水した時に自動で膨らむため安心感はありますが、手動式と同じくボンベや作動装置の点検が必要です。交換時期は製品によって異なるため、取扱説明書に従ってください。
用意するのは、桜マークがあり、乗る船に対応したタイプのライフジャケットです。小型船舶では原則として、船長には、船室外の乗船者へ国の安全基準に適合したライフジャケットを着用させる義務があります。船の案内に従い、乗船中は正しく着用してください。国土交通省のタイプ別案内と、ワイズギアの使用・点検案内も参考になります。
普段あまり酔わない人でも、海の状態は毎回違います
酔い止めを忘れた同行者が、船酔いでダウンしてしまったこともあります。普段はそこまで酔う人ではなかったのに、そういう時に限って波が高いんですよね。
トンジギで、ポイントまで1時間弱走り、着いた時にはもう釣りができない状態になっていたこともありました。気の毒ですし、乗船料を払ってこれでは本人もつらいと思います。
酔い止めを使う人は、釣具と一緒に前もって用意しておきましょう。飲めば必ず防げるというものではありませんが、忘れてしまうと使うこともできません。服用は製品の説明書に従ってください。
ジグだけでなく、交換するための小物もそろえる
予備の数は、一緒に行く人とも相談する
ジグは船から案内された重さを用意し、フックとリングもその組み合わせに合う物をそろえます。ジグだけ何本も持っていても、取り付けるフックやリングが足りなければ使えません。
初めての人が私と一緒に行くなら、ジグやフック・リングは各3セットくらいを目安に考えています。足りなくなったら私の物を貸せますし、リングくらいなら渡せるからです。
これは、私が同行して不足分を補える場合の目安です。3セットあれば一日足りると決まっているわけではありません。初めて一人で乗るなら、船に必要な重さと予備の目安を聞いてから用意してください。
何gを用意するか迷う場合は、船のジギングで使うジグの重さの選び方も参考にしてください。
プライヤー・ハサミ・予備リーダーも忘れずに

プライヤーは、ジグ交換に使うスプリットリングを開けられる物を選びましょう。ハサミはPEラインを切れる物を用意します。家で実際にリングを開けたり、糸を切ったりしてみると、持っている道具で作業できるか分かります。
ラインが切れた時のために、予備リーダーも必要です。太さは使うタックルや狙う魚に合わせて、船の案内を確認してください。指定より太いPEラインや、周りと重さが大きく違うジグを使うと、海中で流され方に差が出てオマツリの原因になりますよ。
プライヤーやリーダーくらいなら、同行者がいれば何とかなることもあります。ただ、知らない人に「貸してください」と頼むのは、かなり気まずいものです。借りるつもりの物があるなら、一緒に行く人と先に話しておく方が気が楽だと思います。
魚をつかむフィッシュグリップも、必要なら用意しておくと便利です。私は手で持つことが多いですが、慣れないうちは無理にまねせず、魚に合う道具や持ち方を釣具屋さんに聞いてください。
クーラーボックスは、狙う魚が入る大きさを

クーラーは、ただ持っていけばよいわけではありません。ブリを狙うなら、ブリが入る大きさを用意するのが基本です。容量の数字だけでなく、中の長さや幅も確認しておきましょう。
私は魚が収まらない時、尻尾を一部つながった状態で切り込み、折り曲げて入れることがあります。完全に切り落とすと、帰宅後に尻尾をつかんで持ちにくくなるからです。切り込みからワイヤーを通して、神経締めをすることもできますしね。
ただ、初めからその方法を当てにして小さいクーラーを持っていくのはすすめません。その日狙う魚に合う大きさを選ぶのが先です。魚やイカに合わせて用意していると、クーラーが3つ、4つと増えていくんですよね(笑)
逆に、イカやそれほど大きくない魚を狙うなら、大きすぎるクーラーは持ち運びが重く、十分に冷やすための氷も増えます。ブリ系やサワラといった青物ジギングなら、私は45〜60Lクラスを一つの目安にします。ただし、同じ容量でも形や内寸は違うので、最後は狙う魚の長さに合わせて選んでください。
いろいろな魚を狙うようになったら、その時に必要なクーラーを少しずつ増やしていけばよいと思います。
容量と内寸の見方や、堤防用から船用までの使い分けは、クーラーボックスのサイズ選びにまとめています。
また、氷をもらえる船もありますが、用意が必要な船もあります。予約時の案内で、氷の有無とクーラーの持ち込み方を確認してください。氷を入れる分の余裕も忘れずに。
自分で氷を用意する時は、ペットボトル氷の量と使い方も参考にしてください。
魚を締めたり処理したりする道具は、船で対応してもらえる範囲を確認してから足しましょう。慣れないうちは、その場で船長に相談するのがよいと思います。
雨具・足元・タオルは、汚れる前提で選ぶ
私はワークマン中心。冬も着込みすぎには注意
私の釣り用の服や雨具はワークマン中心で、レインブーツも防寒ブーツもワークマンです。
釣具メーカーの物には便利な機能があるのかもしれませんが、やっぱり高い。どうせすぐ汚してしまうので、私は手頃な物を使い、傷んできたら買い替える方が気持ちよく使えます。
メーカーよりも、雨や波しぶきに対応できて、動きやすいことを優先しましょう。冬でもジグをしゃくっていると汗をかくので、防寒着は一枚で厚く着込むより、脱ぎ着して調整できると便利です。
冬の船で私が実際に着ている物や、汗冷えを防ぐ着方は、冬の船釣りの服装で詳しく紹介しています。
足元は、滑りにくく足を覆える履物を用意してください。使えない靴を指定している船もあるため、案内も確認しておきましょう。私は夏にサンダルを履くこともありますが、初めて乗る人には、足を覆えて滑りにくい履物をすすめます。履き慣れた滑りにくい長靴などを選びましょう。
魚用のタオルと、眼鏡を拭く物は分ける
タオルは手を拭く以外にも使えます。私は大きな魚を持つ時、尻尾に巻いて滑りにくくすることがあります。汚れてもよい物を一枚、持っておくと便利ですよ。
レンズが汚れた時は、真水で流してから、水分を押さえて清潔な眼鏡拭きで仕上げてください。汚れたままこすると傷の原因になるので、魚を触ったタオルとは分けておきましょう。JINSの眼鏡のお手入れ案内でも、水洗いしてから拭く方法が紹介されています。
きれいな空のペットボトルに水道水を入れて、クーラーボックスに入れておくと重宝しますよ。
飲み物と食事も忘れずに。乗船中の時間に合わせて用意し、夏は飲み物に余裕を持たせましょう。スマホや財布など濡らしたくない物を入れる袋、ゴミを持ち帰る袋もあると便利です。
家を出る前と、車を離れる前にもう一度確認
私は忘れ物をすることはあまりないのですが、港の近くで買ったイカメタル用のエギを、そのまま車に忘れて乗船したことがあります。
その時は流行りの物を何となく買っただけで、なくても困りませんでした。でも、必要な物だったら困りますよね。買って車に積んだだけで安心せず、船に持ち込む荷物に入れたかまで確認しておきましょう。
前日に一覧を見ながら荷物をそろえ、出発前には飲み物など最後に用意する物を確認。港では、車を離れる前にライフジャケット、釣具、クーラー、手荷物をもう一度見ておくと安心です。
初めてのジギングは楽しみな分、道具選びにも気が向きがちです。忘れ物で余計な出費をしたり、釣りをする前に困ったりしないよう、持ち物の準備も済ませておいてくださいね。
